私たちの周りには、いくつかの投資対象があります。株式投資、FX、REIT(リート)など、それらと不動産投資の違いは何か。さらには金融機関が融資をする投資は何かも確認しておきましょう。
自身の生活を老後にわたってさせる収入を、いかに獲得するのか――不動産投資が最もふさわしいというのが本サイトの結論なのですが、なぜなのかという「理由」について考えていきましょう。
ただし、キャピタルゲイン目的の投資と、インカムゲイン目的の投資とは、そもそも投資の考え方が根本的に異なります。
キャピタルゲインを得たい投資であった場合は、いずれにしても「売却ありき」です。売却によって、利益を確定することが最終目的です。
株式のデイトレーダーのように、1 日に何回も売買を繰り返して、可能な限りの利益を得ようとするのがキャピタルゲイン目的の投資です。売る(手放す)ことが前提である以上、その投資対象への愛着は希薄だと言っていいかもしれません。
一方、インカムゲインを得たい場合には、保有し、投資対象の利用価値を高めることが第一目的となります。
その場合、常に保有物件の質の向上を目指し、市場の人気を持続させて、できるだけ長い間、できるだけ高い賃料を得ることが目的となります。
それだけに、投資対象への愛着は濃いと言ってよいでしょう。
この2 つの利益の考え方は、1980 年代のあのバブル経済を境にして、重心が移動しました。バブル時代までは、ほとんどキャピタルゲイン狙いの不動産投資でした。
しかしそれによって、膨大な不良債権を生み、日本経済に大きな悪影響をもたらしたことはご存知の通りです。
バブル後の不動産投資では、キャピタルゲインを目的とした投資よりは、長期間、安定して確実に月々の収入となるインカムゲイン目的の投資が主流となっています。