不動産投資は比較的高額な投資ですから、慎重のうえにも慎重に進めるべきです。間違いのない投資をするために、8 つのステップをきちんと踏んでいきましょう。
不動産投資の購入までのプロセスに入るまでに、最も重要な段階があります。それは不動産投資の目的を明確にすることです。
そもそも何のために不動産投資をするのか、月々どの程度の可処分所得(税引き後キャッシュフロー)が必要なのか、仕事がある場合は不動産投資にどれくらいの時間をかけられるのか、自分自身でまず確認することから始めましょう。
不動産投資の目的を明確にした後は、いよいよ物件の選択、調査、そして購入へと移ります。
行動を起こしてからのプロセスは、次のようになります。
予算を決める
物件の条件を決める
不動産会社(パートナー)を決める
現地調査を行う
購入申し込み(買い付け)を行う
金融機関へ融資申し込みをする
売買契約を行う
融資を受けて決済する
管理会社を決める
これだけの段階を踏んで、晴れて不動産投資がスタートします。
細かくて煩雑なプロセスのように見えますが、大金を投資するわけですから、1つのミスもないように着実に歩を進めていくのは当然です。
高額な取引になる不動産投資は、極端なことを言うのではなく、失敗すると損失が大きい投資です。
不動産は、購入した後で、「しまった、こんなはずではなかった、早く手放さなくては」と思っても、すぐには売れません。
株式などと比べて、流動性が低い世界だからです。売ろうと思っても、売却に何カ月かかるか分かりません。
また、購入に際して使う諸経費もバカにできない額です。
しかし、だからといって尻込みすることはありません。失敗をしなければよいだけです。
要は慎重に、手順の1つひとつを踏み、利益の出る物件を選んでいくことです。