いま話題の「民泊」で押さえておきたい基礎知識

2018年04月10日

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  • 外国人観光客の増加を受け、近年「民泊」が話題となっております。一部の不動産投資家も「民泊は儲かる!」と注目していますが、果たして実際はどうなのでしょうか? ここでは押さえておきたい民泊の基礎知識を解説します。

  • そもそも民泊とは?

  • 民泊とは、一時的に民家(一般賃貸物件)を提供する宿泊サービスを指します。もともとあった言葉ではありますが、2007年にアメリカで誕生した海外仲介サイト「Airbnb」などが流行したことにより、空いた部屋(物件)を提供し宿泊施設を営むというビジネスモデルが広がりました。
    日本における民泊運営は、旅館業法の基準を満たす必要があり、この法律を適用することは非常にハードルが高かかったため、適用条件を緩和した民泊条例(正式名:国家戦略特別区域外国人滞在施設経営事業に関する条例)が制定されました。

    近年、これほどまでに民泊が注目されている理由は、「空き家活用」「シェアリング・エコノミーの推進」なども挙げられますが、とりわけ「訪日外国人観光客増加と宿泊施設不足」が最大の要因と言えるでしょう。
    日本政府は「観光立国」という目標を掲げ、2020年までに訪日外国人観光客数を4000万人、2030年までに6000万人まで増やそうとしています。この目標の実現に向け、ビザ緩和や就航路線の拡充などさまざまな施策を打ち出しており、2016年には過去最高となる約2400万人の外国人観光客が訪れるまでになりました。
    しかし、東京や大阪、京都などの人気観光エリアでは、ピーク時に宿泊施設が不足しているという現実があります。こういった急速に増加している宿泊需要の受け皿として「民泊」が期待されているのです。

  • 民泊のメリット

  • 民泊の最大のメリットといえば、「利回りが大幅に向上する」ということでしょう。例えば、月10万円/1室で貸している部屋を、1日1万円・20日稼働で貸すことができれば、月収は20万円になり、単純計算で2倍の家賃収入を得られることになります。

    また、ホテルや旅館のような大規模の手間・コストをかけずに始められるのもメリットです。基本的には、貸したい部屋にゲスト用のベッドや布団を準備するだけで済みます。必要品に関しては、物件紹介のページに「要持参」と書いておけば構いませんので、気軽に始めることができるのです。

  • 民泊のデメリット

  • 外国人に限った話ではないのですが、物件内の家具や備品を壊されたり持ち帰られたりする可能性があることです。Airbnbにはホストが提供した物件に損壊があった場合、ゲストから受けた損害を補償してくれるサービスがありますが、Airbnb側が責任を持つわけではなく、当事者同士で解決しなければなりません。

    また、部屋を汚されたり、パーティーなどを開き近隣住民からクレームになることもあります。そもそもAirbnbなどを利用した民泊は、周辺住民からすれば見たこともない人が入れかわり立ちかわりで物件に出入りすることになるので、特に集合住宅においてはよく思わない人が出る可能性が十分にあります。