明和グループとインフォテリア、アプリ開発でマンション管理業務の品質向上目指す

2017年03月31日

『Platio』を利用したIoT実証実験を開始
明和地所株式会社と明和管理株式会社、そしてインフォテリア株式会社は、3月29日、明和地所グループが管理するマンションにてインフォテリアの『Platio』を利用したIoT実証実験を開始すると発表した。

『Platio』は、インフォテリアのIoTソフトウェア開発基盤。同実験は、IoTモバイルアプリの迅速な開発によるマンション管理業務の品質向上を目指すべく、4月中旬より行われる。

現場で起こっている状況を逐次報告
明和地所は、東京・神奈川・千葉・埼玉・北海道札幌・福岡にてファミリー向けマンションを供給している企業。関係会社である明和管理は、843棟のマンション管理を受託し、快適な居住性と資産価値維持をサポートしている。

明和管理での現在のマンション管理業務では、現場の管理員が明和管理の担当者に対して、日常的な業務や設備の異常などに関する報告が行われている。今回の実証実験では、この報告についてIoT化が導入される。

実験では、『Platio』を使用して開発されたモバイルアプリをインストールしたタブレットを使い、管理員が業務報告をクラウドに記録。現場で起こっている状況を逐次報告し、担当者がより正確に状況を把握できるようにするという。

IoTがマンション管理にどう効果を及ぼすのか
同実験では、IoT活用がマンション管理業務にどのような効果を及ぼすのかについても、検証を行う。

これらの実証実験では、モバイルアプリやクラウドにおけるアジャイル開発および短サイクルでの効果検証・改変が行われる。まずは、東京都内の同社マンション1物件で開始し、結果を見て実験対象を他の管理物件へ展開するかを検討するという。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

明和地所グループが管理するマンションでインフォテリアの「Platio」を利用したIoT実証実験を開始 - インフォテリア株式会社
https://www.infoteria.com/press/2017/03/29_01.php