5月の分譲マンション賃料、東京23区はピークアウトか

2017年06月21日

東京カンテイ、5月の三大都市圏・主要都市別分譲マンション賃料発表
東京カンテイは6月15日、5月の三大都市圏及び主要都市におけるファミリータイプの分譲マンション賃料を発表した。これによると、首都圏の分譲マンション賃料は前月比マイナス0.8%となり、4月に続き下落となった。

首都圏は弱含み
東京カンテイがこの日発表したデータによると、首都圏における5月の分譲マンション賃料は1平米あたり2,633円で、先月に続き下落した。

都県別では、東京都が1平米あたり3,140円で前月比マイナス0.6%と2か月連続の下落。神奈川県もマイナス0.3%の2,107円で先月に続き下落。埼玉県・千葉県もそれぞれ前月より1%以上下げた。

東京23区連続下落、ピークは昨年9月
都市別では、東京23区が前月比マイナス0.7%と連続下落。東京カンテイでは、東京23区のピークは2016年9月で、総合的に見て正味のトレンド自体が弱含みに移行したようだとしている。

横浜市ではマイナス0.6%で連続下落。さいたま市はマイナス3.6%、千葉市でもマイナス1.2%と大きく下落したが、築浅事例が減少したためで正味のトレンドに変化はないとしている。

近畿圏は強含み、10か月ぶり1,800円台回復
近畿圏では1平米あたり1,804円、前月比プラス1.1%となり、1,800円台を10か月ぶりに回復。大阪府では平均築年数の若返りもあり、1平米あたり2,062円、前月比プラス3.2%と大きく上昇した。兵庫県ではプラス0.3%と、4か月連続上昇となった。

中部圏は底堅く推移
中部圏では1平米あたり1,545円、前月比プラス0.1%、愛知県ではマイナス0.1%、名古屋市ではプラス0.5%と目立った変化はなく、昨秋の水準のまま底堅い推移となっている。

(画像は東京カンテイホームページより)


▼外部リンク

東京カンテイ プレスリリース
https://www.kantei.ne.jp/report/T201705.pdf