2017年上半期の商業用不動産投資額、世界は横ばいも日本は増加

2017年07月28日

JLL、2017年上半期の商業用不動産投資額速報値を発表
総合不動産サービス大手のJLLは7月24日、投資分析レポートの速報値を発表した。これによると2017年上半期における世界の商業用不動産投資額は前年同期比横ばいとなったが、日本の投資額は10%増加した。

JLLがこの日発表した世界の商業用不動産投資額は、2017年上半期では速報ベースで2,890億ドルとなり、前年同期比で横ばい。2017年第2四半期では1,500億ドルで前年同期よりも2%減少した。

JLLでは、2017年の世界の商業用不動産投資額は通年で前年と同程度の約6,500億ドルと予測している。

アメリカ大陸の投資額8%減少
2017年第2四半期の投資額を地域別にみると、アジア太平洋地域では、中国で投資活動が活発だったことから、290億ドルで前年同期より3%増加。EMEAでは1%増の570億ドル、アメリカ大陸では640億ドルで前年同期より8%も減少した。

日本の投資額は円建てで前年同期比11%増
一方日本では、2017年上半期の投資額は186億ドルで前年同期よりも10%増加。円建てでは、2兆1,200億円で11%増となる。2017年第2四半期では75億ドルの前年同期比1%増となった。円建ての場合は8,300億円で3%増となる。

JLLでは、2017年の日本における商業用不動産の年間投資額は、増加傾向で推移すると予測している。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

JLL ニュースリリース
http://www.joneslanglasalle.co.jp/