6月の中古マンション価格天気図、弱含み傾向和らぐ

2017年08月01日

雨マークが4地域減少
東京カンテイは7月27日、6月度中古マンション価格天気図を公表した。これによると、全国の雨マークは4地域減少し、価格弱含み傾向は和らいだ。

この価格天気図は全国47都道府県のファミリー向け中古マンションの流通事例をもとにした価格変動が天気マークで表されている。

北関東と九州エリアで改善
6月の全国の天気概況は、価格が上昇傾向を示す晴れマークの地域が7地域と前月から変動はなかったが、価格が下落傾向を示す雨マークの地域は9から5地域に減少した。

価格が足踏み傾向を示す曇りの地域は2地域増加して11地域、価格がやや下落傾向の小雨も5地域増加の12地域。価格がやや上昇傾向を示す薄日の地域は3地域減少して12地域となった。

天気が前月から改善したのは7地域で、特に北関東と九州エリアで明らかな改善が見られた。改善した地域数は前月と同数だった。

横ばいの地域数は30から33に増加。悪化した地域は10から7に減少し、4月以降続いていた弱含みは和らいだが、東北と北陸エリアでは弱含みが続いている。

三大都市圏は凪の状態
三大都市圏の6月の価格推移は変化に乏しい凪となっている。首都圏では平均価格が前月比マイナス0.3%。近畿圏の平均はプラス0.1%、中部圏の平均は前月比でプラス1.0%だった。

(画像は東京カンテイホームページより)


▼外部リンク

2017年6月度中古マンション価格天気図
https://www.kantei.ne.jp/report/WR201706.pdf