新築マンションの年収倍率、全国平均は7.59倍

2017年08月10日

東京カンテイ、新築・中古マンション価格の年収倍率発表
東京カンテイは7月31日、2016年度の新築・中古マンション価格の年収倍率を都道府県別で公表した。これによると、新築マンションの年収倍率全国平均は前年より低下したが、中古マンションの全国平均はやや上昇した。

新築・中古(築10年)マンションの年収倍率は、県民経済計算を基とした所得の予測値とマンション価格から算出されている。

2016年度新築マンションの年収倍率
2016年の新築マンション年収倍率の全国平均は7.59倍で、前年からは0.07低下した。

首都圏の年収倍率平均は前年より0.31低下し10.68倍。東京都では0.16上昇して11.46倍、神奈川県は横ばいの11.70倍、埼玉県と千葉県では前年よりも低下した。

近畿圏は8.83倍で前年より0.44上昇。兵庫県や京都府、和歌山県で倍率が上昇したが、中でも京都府の年収倍率は12.94倍と全国で最も高くなった。

2016年度築10年中古マンションの年収倍率
2016年の築10年中古マンションの年収倍率全国平均は前年より0.07上昇し5.25倍となったが、上昇幅は小幅となった。

首都圏では、1都3県全てで前年より上昇し、平均年収倍率は前年より0.54上昇して7.13倍となった。東京都の年収倍率は全国で最も高く9.13倍だった。

近畿圏は、大阪府を除く全ての府県で前年より低下し、平均倍率は前年よりやや低下の5.57倍。大阪府では前年より0.32上昇して5.83倍となった。

(画像は東京カンテイホームページより)


▼外部リンク

新築マンション年収倍率
https://www.kantei.ne.jp/report/92bairitsu-new.pdf

築10年中古マンション年収倍率
https://www.kantei.ne.jp/report/92bairitsu-chu.pdf