2016年は高台の観光地を買うべき?不動産投資家なら知っておきたい地価上昇エリア

2016年08月09日・プレミアムバリューバンク

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  • 国土交通省が発表した2016年の地価公示価格によると、国土交通省が22日発表した2016年の公示地価は、全国的に上昇傾向を示しました。

  • 2016年のエリア別地価上昇率

  • エリア 住宅地 商業地
    全国 0.8% 2.3%
    東京圏 1.0% 3.5%
    大阪圏 0.5% 4.3%
    名古屋圏 1.6% 3.1%
    地方圏 0.6% 0.8%
    地方都市 3.2% 7.1%
  • 国土交通省 2016年地価公示価格

  • 2016年の地価公示価格ランキング

  • 順位 エリア 地価(1m2あたり)
    1位 銀座4-5-6 山野楽器銀座本店 4,010万円
    2位 銀座5-3-1 銀座ソニービル 3,470万円
    3位 丸の内2-4-1 丸の内ビルディング 3,280万円
    4位 銀座7-9-19 ZARA 2,880万円
    5位 銀座2-6-7 明治屋銀座ビル 2,870万円
  • 日本全国で1m2あたりの地価が最も高額だったのは、東京都中央区銀座4丁目の「山野楽器銀座本店前」の4010万円で、昨年から19%上昇し、この地点の過去最高額を記録しました。

    地価は全国的に上昇傾向にあり、東京都心部だけでなく、関西圏や名古屋圏、地方都市圏などで大幅な上昇傾向が見られたのが2016年の特徴です。

    全国的に地価高騰傾向が見られる昨今、不動産投資をご検討中の方も多いと思います。今回は、不動産購入を検討しているものの、どのエリアを購入して良いか分からないという方のために、2016年の地価公示価格が上昇したエリアと、その要因をご紹介します。これから投資計画のご参考にされてみてはいかがでしょう?

  • 上昇率45.1%で全国1位!大阪 心斎橋筋商店街

  • 2016年の地価公示価格が最も上昇したのは、道頓堀なども近い大阪ミナミの中心、心斎橋筋商店街の旧ヤマハ心斎橋店前で、2015年の1m2あたり570万円だった地価は45.1%アップの827万円を記録しました。

    大阪府の地価が商業地、住宅地とも顕著な伸びを見せている要因は、海外旅行者の増加と、再開発によるものです。

    特に中国人観光客は著しく、彼らを受け入れるためのホテル用地の買収なども進められつつあります。

    地価上昇傾向にある大阪の不動産ですが、今後も土地価格の変動の可能性があるエリアと言えるでしょう。

  • 上昇率20%超え!日本を代表する観光地の玄関 京都駅周辺

  • 外国人観光客増加に伴い、日本を代表する観光地の京都でも地価の上昇傾向は見られます。

    最も高い20.7%の伸び率を見せたのは、現在ホテル開発などが進められている京都駅南口エリア(京都市南区西九条池ノ内町)でした。

    2016年末まで再開発は行われる予定で、今後の地価の変動にも影響を与えることになりそうです。

  • 新幹線開通で観光客は3倍に! 金沢駅周辺エリア

  • 北陸新幹線の開通により多くの観光客が訪れた石川県金沢市。JR西日本が発表した開業から半年間の北陸新幹線利用者数は約482万人で、前年の約3倍に増えています。

    特に地価が上昇しているのが、金沢駅周辺エリアで、金沢市広岡町1丁目では前年比31.7%の地価上昇が見られたほか、片町などの市内中心部でも10%を超える上昇率を見せました。

    新幹線開通による地価変動は小松市などの周辺エリアにも及び、北陸新幹線開通2年目となる今年も、動きがありそうなエリアです。

  • 地方の住宅エリアでも19.7の地価上昇  北海道倶知安町

  • 住宅地エリアで高い上昇率を見せたのが北海道です。再開発が行われている札幌市内の中心エリアのほか、利用客が増加した旭川空港周辺エリアでも4.8%の伸びを見せています。

    北海道のなかで最も高い19.7%の地価上昇率を見せたのは、ニセコスキー場などがある倶知安町。中古の別荘を外国人が高額で購入していくケースが増え、昨年に引き続き高値で安定しています。

    今後も外資系ホテルの開業も予定されており、地価に動きがありそうなエリアです。

  • 意外な理由で地価上昇  和歌山県田辺市

  • 地価上昇している関西エリアですが、その傾向は市街地だけではありません。

    和歌山県田辺市南新万(10万円/m2)では、今年8.7%も地価が上昇しましたが、その理由は、このエリアの地形にありました。

    海に面したエリアが多い和歌山県では、高台エリアで相次いで地価の上昇傾向が見られます。

    東日本大震災から5年経過していますが、地価公示価格においてはその影響は色濃く残されています。もし、投資を検討されているようでしたら、その不動産の地理もきちんと確認するようにしましょう。

  • 復興に向けた再開発で地価上昇 宮城県石巻市

  • 震災からの復興が進む東北エリアでも、地価は上昇しています。宮城県では5年ぶりに地価上昇率が上昇に転じるなど、震災前の水準に戻りつつあるエリアもあります。

    宮城県で5.1%と最も高い上昇率を見せたのは、津波で甚大な被害を受けたJR石巻駅周辺(宮城県石巻市立町)でした。

    再開発が進む石巻周辺エリアでは、震災前の生活を取り戻したい方が多く、新築マンションの価格も高騰傾向にあります。

    また仙台市の中心エリアなどでも、免震構造を持った新築マンションの需要が高く、震災を意識した動きが見られるので、購入を予定されている不動産の構造やリフォーム箇所もしっかり検討するようにしましょう。

  • 地方の不動産なら、少額で大規模投資が出来る

  • 不動産投資を検討しているものの、「首都圏にある高額な不動産を購入するのは難しい」と頭を抱えている方も多いのではないでしょうか?

    もし都心で希望に沿った不動産が購入できないようでしたら、地価上昇傾向にある地方の不動産を検討されてみてはいかがでしょう?

    市街地中心地の不動産や、ビル1棟を使った投資など、都心で実現が難しい大胆な運用ができる点が魅力です。

    もし、新規の不動産投資を考えられているようでしたら、今回ご紹介させていただいた地価上昇エリアの傾向や特徴を参考にして、スタートされてみてはいかがでしょうか?

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