【不動産投資家コラム】不動産投資における私の個人的体験(寺尾恵介氏)

2017年11月27日

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  • 私が不動産投資を始めたのは2004年ですが、そのころは収益物件の検索サイトもほとんどありませんでしたし、使える金融機関がどこかという情報も共有化されていませんでした。

  • 投資をスタートした時点での自己資金は900万円程度でした。毎年1~2棟ペースで買い続けていたので、毎月の家賃収入は増えても自己資金は減る一方でした。

  • そのころは勤務先の配属によって富山県に住んでいたのですが、当初の計画では東京の区分マンションを購入したいと考えていました。やはりこれも当時に読んだ書籍の影響かと思いますが、どう考えても家賃収入に対する借入金の返済比率が高すぎて、規模を増やせる気がしません。そこで、リスクを感じながらも利回りがもう少し見込める地元で物件を探していこうと考えました。富山県には投資用のワンルームマンションがほとんどありませんので、1棟もののアパートを検討するようになりました。

  • 不動産投資に関しての具体的な活動を始めてから半年くらいでの方向転換ですが、それまでに100件くらいの区分マンションを見に行きました。こういった経験もその後の役に立っているとは思いますが、やはり自分のスタンスを決めるための相談ができるメンターがいたり、先述したようなチームの存在があったりすれば、もっと効率良く規模が増やせたと思います。

  • ほとんどの人はこのサイトを「収益物件を探すため」に活用されていると思います。膨大な物件を希望の条件で絞り込んでいって、良さそうなものが見つかったら記載されている不動産会社に問い合わせるという流れですね。しかし私は、こういったポータルサイトを「不動産会社との出会いの場」として考えています。出会い系サイトですね(笑)。サイトをチェックしていると、「この会社は取扱物件の数が多い」とか「東京の会社だけど関西エリアに強そうだ」などの特徴が分かってきます。ここだ!と思った会社に連絡をして、「これから物件や金融機関を紹介してもらうため」に面談をするのです。

  • 皆さんも薄々気づいているかとは思いますが、ポータルサイトに載っているような物件の多くは、掲載に先立って自社で懇意にしている投資家さんに紹介されています。それでも掲載されているということは、誰も買わなかったということでもあります。

  • 時間をかけてそういった物件をチェックするより、サイトに載る前の物件を紹介してもらう努力をしたほうがよさそうです。

  • また、不動産会社を訪問する際には「良い見込み客」となるように心がけてください。金融資産や属性情報などを隠さずしっかり開示するのはもちろん、不動産投資の目的や目指す規模などを正直に話し、プロの目から見てそれをどうやったら実現できるかという意見を聞くのです。

  • 個人情報を伝えることを渋る人もいますが、いざ融資を受けようとすると、開示しなければならない情報はこんなレベルではありません。

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