【不動産投資家コラム】設備で差別化できれば家賃も上がる(生形大氏)

2017年12月26日

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  • リフォームやリノベーションのメリットは、それによってほかの物件と差別化ができることです。

  • インターネットで部屋を探すとき、検索条件にチェック項目があります。
    最近では賃貸住宅を探すポータルサイトにリフォーム・リノベーションのチェック項目もあり、リノベーション済みの物件は注目を集めていますし、ほかにもウォシュレットやテレビドアフォンがあるかどうかなどのチェックなどもあります。インターネットの段階で、目につく項目を充実させて、差別化につなげるということです。それによって内見が増え、選ばれる可能性が格段に高くなります。

  • また、私の所有築古マンションのケースですが、玄関の照明スイッチが玄関にはなく、なぜか玄関の隣にあるキッチンにありました。これだと帰宅時にすぐに照明が付けられないためとても不便です。
    そこで、玄関にセンサー付きの照明を付けてあげました。それ自体は安いものですが、まったく利便性が違ってきます。もちろん内見の際は電気を通してセンサー照明をアピールします。

  • 同じく照明で、築古の物件というのは、壁にスイッチさえ付いていない場合もあります。このような場合は、リモコン付きのシーリングライトに変更して利便性を高めます。生活の利便性が上がれば入居者の満足度も上がるので長く住んでくれる可能性が高まります。

  • また、壁にスイッチが付いている場合は IKEA に安価でオシャレな LED 照明が売っているので、あらかじめそれを付けたり、IKEA の電気スタンドを設置したりしてインテリア性を高めます。

  • 水回りでも、ダイノックシートという、貼るだけで高級感のある木目素材があります。特に流し台やレンジ台はすべて交換すると10 万円くらいかかってしまいますが、このシートを貼ると2 〜 3万円で新品のようになります。その際に戸棚や引き出しの取っ手なども IKEA で安くてオシャレなものが売っていますのでそれを買ってきて付けてもらうようにしています。

  • 玄関の鍵にも、利便性のいいものがあります。
    普通は入居者が変わるたびに、入居者の負担でキーシリンダーの交換などをしますが、その出費がないと入居者もうれしいはずです。そこで、ナンバーロックキーに替えてあげて、入居するときにリセットして好きな番号にしてもらいます。入居者は鍵を持ち歩かなくてよいので利便性が向上します。

  • 最近は、スマートロックと言ってスマートフォンを持ってドアに近づくだけで、登録してある鍵が開くものも登場しました。若者はスマートフォンや新しいものが好きなので若者向けの物件にはお勧めです。

  • ほかにも光回線のインターネットを無料にしてみたり、賃貸マンションではまだまだ珍しい宅配ボックスの設置もしたりしてみました。これらはもちろん初期投資が必要になりますが、結果的に家賃を値上げしても、差別化により常に満室の人気物件になっています。

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