【不動産投資家コラム】管理会社と良好な関係を構築するべき理由(石原博光氏)

2017年12月19日

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  • 私のように、物件が住居地近くではなく遠方にある場合には、土地勘も何もありませんから、どんな管理会社が良いのか分からないのが普通です。大変良い会社に恵まれるかもしれないし、その逆もあるでしょう。

  • ですから、私は1つの会社に決めたらずっと変えないというのではなく、ある程度様子を見ながら、試用期間を設けているつもりになって、お付き合いすることが大事だと考えています。

  • 管理会社との関係でもう1つ言えるのは、注意深く相手を見ているのは大家さんだけではなく、管理会社のほうも大家さんを見ているということです。この大家さんはクレーマーではあるまいかとかね。

  • この相互の関係を冷静に考えて、長いお付き合いをしたいならば、大家さん側の対応もよく考えるべきでしょう。実際に管理会社との関係がうまくいかなくなった背景には、要求が過大だとかといった、大家さん自身に原因がある場合が多いのです。

  • 何かあったら管理会社を変えればいいという人もいますが、大家さんに非がある場合には、その人が対応を反省して修正しない限り、どんな管理会社さんにお願いしても答えは同じになります。安易に管理会社を変える前に、ご自身の大家としての能力やコミュニケーション能力などを見極める必要があると思います。

  • 担当者との良好な関係が管理会社との関係をつくる

  • 特に担当者との関係をうまく作っています。
    会話の中で担当者が結婚したり、お子さんが生まれたことが分かったらお祝いを包むという、ちょっとした気遣いは大切です。
    そうした気遣いが、管理会社と結局は良好な関係を築きます。

  • 管理会社との良好な関係は、「物件」という商品そのものの力を、大きく上昇させることにつながります。なぜなら管理会社は、直接お客さんとつながっているからです。彼らを通じてしか、物件は商品としての価値をアピールできません。だから、重要なのだと言えるのです。

  • 空室は「あって当然」

  • 不動産投資では、皆さんよく「空室リスク」ということをおっしゃいます。

  • 私は初めに申し上げたように、会社の事業の1つとして不動産投資を始めたわけですが、誰であろうと物件を持つことは、「アパート」という会社の社長であると考えています。社長としてすべてを判断し、どう采配を振るうかによって入居率も大いに変わってくるはずです。

  • 空室リスクを、居住用不動産の事業としてこれを考えていくと、入居したお客さんは、いつか出ていくということですから、私は事業主として、ある意味、当たり前のイベントとしてとらえています。

  • つまり、入退去を淡々と事業という側面でとらえて、その都度、確実にお部屋を埋めていくという態度が正しいのではないか。それが大家としての心構えであって、いちいち恐れたり、連絡してきた管理会社の担当者さんを怒鳴りつけたりというのはマイナスでしかない。

  • 一般に空室を必要以上に怖がっている感じがあるのですが、空いたら埋めればいいだけの話です。そのときに大切なのは物件の商品力であり、その商品力を確かなものにするのは、日頃の管理会社さんとのお付き合い、コミュニケーションであるということです。だから管理会社との関係が重要だと言えるのです。