リフォームにしてもリノベーションにしても、成功するためには勉強が欠かせません。まして、施主支給で、工事のバリューをリードするためには、さまざまな知識を得ておかなくてはなりません。
ただ、私はもともと建築やデザインに関心があるので、勉強もまったく苦にはなりません。住宅雑誌などを読んだり、マンションのモデルルームに行ったりして、最近のトレンドを確認しています。
そういうトレンドなども、いつも気にかけていなくてはなりません。ほかにも地域によって多少、好みが異なります。管理会社さんや客付け会社さんなどの意見を聞いて、活かすようにしています。インターネットの空室の募集ページなどを見ても、「自分なら、こうするのにな」と、考えたりします。
例えば、ファミリー向けの RC マンションなどで、コンセントがあるにも関わらずウォシュレットがついていない部屋がありますが、インターネットで 1万数千円で買える時代です。それを付けるだけで、競争力がまったく違ってきます。
ほかにもテレビドアフォンなども、自分で買って取り付けたことがあります。インターネットで買うと 1 万円以下です。プロパンガス業者さんにお願いすればただで設置してくれることもあります。
これだけのことをするだけで、設備が良くなって家賃が上がる場合もあり、空室期間も短くなります。これらは入居が 1 カ月早まるだけで回収できてしまう投資です。
また、通常入居者は壁に穴を開けてはいけないと考えているため、壁に大きな鏡などは付けられません。しかし、私はインターネットで大きな姿見を数千円で買って、玄関の壁に穴を開けて、あらかじめ付けて募集しました。これだけでも、玄関のイメージがまったく違ってきます。
まったくわずかなコストなので、いろいろなことを試してみることをお勧めします。